【大暴露】コピーライターの年収は?自分の現役時代の給料も合わせて公開

年収 コピーライター

コピーライターの年収は就職先によってかなり違う

これからコピーライターになりたい人にとって、お給料の話はやはり気になりますよね。

ただでさえ実態が知られていない職業なだけに、イメージだけで言えば華やかで結構稼いでいると思う人も多いかもしれません。

 

新卒からコピーライターに就職し、業界にどっぷり浸かっていた僕がその答えを言わせていただくと・・・

 

そうでもない。
というか就職先による。

 

これが答えです。
ですが景気のいい話ももちろんあります。

 

僕のコピーライター現役時代の収入も公開していますので、順に詳しく見ていきましょう!

あの某有名広告代理店は年収が高い

まず、コピーライターと一言で言っても就職先はひとつではありません。

最も有名なのは、電通や博報堂といった日本屈指の広告代理店ですね。

 

なんてたってこの2社は平均年収が1000万円を超えていますので、所属するコピーライターの年収も当然高くなります。

まあ電通なんかは給料の4割くらいは残業代とも言われているので、ハードな労働環境であることは想像できますけどね。

 

この2社の他にも、広告代理店と呼ばれる企業は世の中にたくさんあります。
少し詳しい人なら、アサツーや大広、読売広告社といった社名を一度は聞いたことがあると思います。
ネットだとabemaTVで有名なサイバーエージェントなんかも代理店ですね。

 

ただし広告代理店の年収の中では電通と博報堂というのはやはり別格です。
それら2大巨頭の広告代理店に続く代理店もさすがに年収1000万円には遠く及ばず、会社四季報で見ても600~800万円あたりが平均年収のようです。

 

まあそれでも世の中の大半の中小企業よりは全然もらえてる方だと思いますけどねー。

 

コピーライターの大半はプロダクション(制作会社)に就職している現実

へー、コピーライターって意外と年収高いじゃん。

 

そう思った人も中にはいると思います。
ですが、電通や博報堂以外の大手代理店に就職するのだって決して簡単ではありません。

大手であればコネ入社なんかもあるでしょうし、正攻法でいったとしても学歴や経験、実績で判断されますのでどうしても競争は激しくなります。

 

えー、じゃあ未経験で学歴もそこそこの自分はどこに就職すればいいのよ?

 

なんて声が聞こえてきそうですけど、ご安心を。
広告代理店の下請けとなるプロダクション、制作会社にもコピーライターは所属しています。

 

というか数としてはそちらの方が多いのではないでしょうか?
僕がコピーライターへの就職活動をしてる時に求人が出ていたのは、そのほとんどがプロダクションでしたからねー。

 

一言で制作プロダクションと言っても大小さまざまです。
会社としての規模や扱う仕事によっても年収は大きく変わってきます。

 

僕も最初にコピーライターとして入社したのは広告プロダクション。
人数は15人程度とそこまで大きくなく、受ける案件もそこまで規模は大きくないものばかりでしたね。
未経験でしたし、経験させてもらうだけでもありがたかったので当時はなんとも思ってませんでしたが、給料はやっぱり少なかったですよ(笑)

 

具体的に言うと、23歳で入社しましたが初任給は18万円
手取りで16万程度だったと記憶しています。
ボーナスも1年目とかはほとんどもらえていません。
まあ自分で仕事を回して貢献しているわけではないので当然といえば当然ですよね。
上司のコピーライターのお手伝いくらいしか仕事してませんでしたので。

 

当時、その会社に決まる前にコピーライターの求人は他にもたくさん探しましたが、これでもこの会社の給料はいい方でしたよ。
この手の会社には珍しく残業代もちゃんと出てましたし。
それでも、その会社に5年くらいいましたが、結局年収が300万を超えたのは最後の年でしたからね。

 

とまあこのようにコピーライターの大半は、小さなプロダクションで頑張っているという現実があります。

 

ネットを見てると「コピーライターは広告代理店に所属している言葉のプロです」みたいな記事って多くないですか?
ぶっちゃけあれは実態をあまり分かってない人が書いてると思いますよ(笑)

まあステップアップとして広告代理店を狙う人は多いんでしょうけど、未経験からコピーライターとして代理店に入社する人は全体から見るとほんの一握りです。

 

というわけなので、会社勤めでコピーライターが年収1000万を稼ぐのはめちゃくちゃ難しい。
僕の肌感覚で言うと、年収500万あればかなりいい方ではないでしょうか。

それも経験をちゃんと積んで実績が認められた場合の話ですからね。
年齢でいうと脂の乗った30代~40代です。
20代のうちにプロダクションで年収500万とかは難しいと思います。

 

ほんと、数人でやってるプロダクションとかだと30代でも年収300万円とかザラにありますからね。
僕もあのまま最初の会社にいたら間違いなくそうなっていたと思います。
制作系の会社はどこもそうですが、時給で換算すると恐ろしいことになるという(笑)

 

なので「好きじゃないと続かない」という話もあながち間違いではありませんね。
バリバリお金だけ稼ぎたいのなら、それこそ宅建取って不動産会社の営業とかにいって努力した方が近いと思いますよ。
外資系の保険営業マンとか。

 

効率よくお金を稼ぎたい人は、わざわざコピーライターを選ぶ必要はないかもしれません。

コピーライターは経験さえあれば転職がしやすい

コピーライターの収入の実態を知ってがっかりしましたか?

 

ですが、希望もありますよ。

というのも、コピーライターやグラフィックデザイナーなどのクリエイティブ系はとても転職がしやすい業界です。

 

とういうか、1社にとどまって定年まで勤める人って多分ほとんどいません。
経験を積んでより良い収入や仕事を実現できるところに転職していくか、独立してフリーランスとしてやっていくパターンに分かれます。

 

企業に転職する場合、転職することで年収がアップする確率は高いです。
未経験で入った時とは違って、受け入れてくれる会社の門戸が一気に広がりますからね。
コピーライターの募集自体は少ないですが、コピーライターとして実務経験を積んだことのある人材が少ないので、企業側も積極的に面接してくれることが多いんですね。

そのためにも、よっぽどのブラックでない限りは経験と思って1社目は頑張って続けたいところです。

募集条件として2年以上の経験を望む企業は多いので、最低でもそれくらいは勤めたいですね。

 

フリーランスになると年収は高くなる?

企業に所属しているコピーライターは、クリエイティブとはいえ大体どこも基本給です。
なので、どんなに大きな案件を任されたとしても、歩合制じゃないのでドンと年収が跳ね上がることはあまりありません。
特に小さな制作会社なら尚更ですね。

まあボーナスとして還元されることもあるでしょうけど、やはり企業のいち社員である以上は会社員・サラリーマンなんですよね。

 

そこで一部の人が考えるのは、独立してフリーランスになることです。
ある程度クライアント指名で仕事をしていたりと仕事が入ってくる見込みが出来たら独立する人も多いです。

 

そうなると、年収も上がる確率はグッと高くなります。
なんせ自分で仕事を選ぶことができますからね。
任された案件の報酬はそのまま自分が稼ぐことができます。

 

一番いいのは代理店を通さずに直接企業から仕事を受けることです。
代理店を通すとどうしても中抜きされますからね。
まあ代理店の営業と人間関係が出来ていれば仕事を回してくれることも多いので、仕事の種類によってうまく使い分けるしたたかさも必要です。

 

ただし、フリーランスになると税金の処理だったり自己管理だったりと、大変なことも多くなります。

 

何より大変なのは仕事の確保ですよね。
月50万稼いだ次の月に、極端な話0円になることだって普通にありうるわけです。
実務作業をこなしながら、常に経営者目線で次のことを考えて動かなければいけない。
企業にいる時はクリエイティブのことだけを考えていればよかったのに、フリーランスになると自ら営業もこなす必要がありますからね。

 

で、安易な気持ちでフリーランスになった人がこの時気づくんですよ。
「会社にいた時の上の人たちはこんな気持ちでいたのか・・・!」

 

むやみに恐怖をあおるつもりはありませんが、僕も過去にフリーでコピーライターをやっていた時期があるので、その不安定な気持ちは分かります。

 

ただ、稼ぎたい!といった軽い気持ちだけで会社勤めをやめてしまうのはおすすめしません。
特にネット上では「いつまで社畜で消耗してんの?」的な風潮が強いので、流されやすい人はどうしても流されがちなんですよね。

フリーランスのメリットと、自分が許容できるリスク範囲を把握し、もしダメだった場合の先の一手を考えておくくらいの準備は必要ですね。

 

コピーライターで稼げるようになるには?

コピーライターの年収について知りたくてこのブログに来て頂いた人が大半だと思います。
いかがでしたか?
一獲千金とか濡れ手に粟とか、そういう仕事でないことはこれまでで十分伝わったかと思います(笑)
特に未経験からスタートした当初は給与面については期待しない方がいいですね。

 

ただ、そこはコピーライター志望である以上、誰もが通る道であることは間違いありません。
「コピーライターの道をゆく!」と決心したら後はいかにスピーディーに業界へ潜り込めるかどうかにかかってきます。

 

そこでぜひ利用したいのは転職サービスですよね。
サイトで求人をなんとなく見るだけじゃなく、実際に就職のプロに会って自分に合った求人を紹介してもらう方が断然成功する確率もアップします。
しかも無料なので、複数の転職サービスに登録しておくのは今はもはや常識となっています。

 

中でもマスメディアンは、コピーライターなどのクリエイティブ業界に特化した転職サービス。
私も転職する際に何度かお世話になりましたが、他の転職サービスに比べても広告業界に特化している分情報量が全然違います。

 

あなたが少しでも早く一人前のコピーライターとして稼げるようになりたいのなら、まずは最初の一歩である「業界に潜り込む」というステップを踏む必要がありますよね。
ただ業界未経験だと、多分どういう基準で最初の企業にトライしていけばいいかどうか、ほとんど分からないと思います。

 

なので、最初は業界のプロにお任せすることを僕は強くおすすめします。
なぜなら自分がそうでしたから!

 

コピーライターは募集自体が少ないので、こうしている間にもライバルたちは少ないイスを淡々と狙っていますよー(笑)
いっさいお金はかからないので、まずはマスメディアンなどの転職サービスに登録するところから始めてみましょう。

 

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最後に

お伝えしてきたとおり、コピーライターの年収は立場によって様々です。
ひとつだけ言えることは、未経験の人は年収についてあれこれ考えるより先に、まずは業界に潜り込むことを第一歩に考えた方がいいですねー。
年収をどうすれば上げることができるのか?という悩みは、ある程度コピーライターの経験を積んで初めて考えればいいことです。

 

かといってまず最初にどんな会社に飛び込めばいいのか分からないはず。
あなたが最初の会社を選ぶ時にどこを見ればいいのかを下の記事にまとめています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

コピーライターとして経験とスキルを上手に積むことができる制作会社とは?
未経験からコピーライターを目指すには、まずは業界に飛び込むことが重要。 そこで経験さえ積めば、その後は自分の努力次第で思い通りにステップアップすることも可能です。 とは言え、最初にどんな企業に飛び込めばいいのかは知っておいて...

 

個人的には、コピーライターっていい仕事だと思いますけどねー。
広告制作に携わることができるやりがい、ステップアップのしやすさなんかを考えても、それほど年収が高くない職業だとしても魅力的な仕事ではないでしょうか。