狙えキャリアアップ!コピーライターの意外な転職先とは?

コピーライターがスキルアップするために、別の会社のコピーライターに転職するのはよくある話です。
で、実際に僕も経験してますが、コピーライターがコピーライターに転職するのはそう難しいことではないんですよね。

 

その辺のことはこちらに書いていますので参考にしてくださいね。

【実証済み】コピーライターはコピーライターに転職しやすい4つの理由
この記事を読んで頂いているってことは、もしかしたらあなたは現役のコピーライターで、こういう疑問を持っているのかもしれませんね! コピーライターって、コピーライターに転職しやすいのかな? 結論から言うと、めちゃくち...

 

それはそうと、コピーライターは広告系の制作会社以外にも転職しやすい会社があります。

 

それはWEB制作会社です。

 

「ウェブって・・・要はwebライターってこと?」

 

そう思われるかもしれませんが、それは半分正解で半分間違いです。
コピーライターはWEB制作の現場でも、幅広く活躍できるんですよ!

 

という訳で今回は、その理由を私の経験も交えて書いてみたいと思います。

 

コンセプトの立案ができる

コピーライターは論理的に情報を整理しながら、最適なコンセプトに落とし込むというスキルを持ち合わせています。
特に紙媒体(広告、パンフレットなど)の制作をしていたコピーライターであれば、この辺の経験は豊富だと思います。

 

このスキルって実はウェブの世界でもかなーり重宝されるんですよね。

 

実際、私は広告制作会社のコピーライターを経験した後、一度だけweb系の制作会社に勤めていたことがあります。
最初はwebライターとして文章のスキルを磨こうと入社しましたが、企業のサイト構築に携わるうちに自分の持っているコンセプト立案のスキルが活かせることに気付いたんですよね。
実際、同僚や上司はネット畑でやってきた人たちばかりでしたが、私のようなコンセプトから考えられる人材はかなり重宝されましたよ!

 

結局、紙媒体であろうとwebサイトであろうと、企業や商品の情報を伝える時には必ず芯となるコンセプトが必要になるってことですね。
そこにはメディアによる垣根はほとんどありませんでした。

 

情報収集スキルがある

コピーライター経験のある人はお分かり頂けると思いますが、広告を作るのにまず最初に必要なのが情報収集です。
クライアントからはもちろん、その商品やサービスにまつわるあらゆることを調べあげて、情報を集めていく必要があります。
必要があればクライアントの元に行って、ガンガン質問をぶつけて問題点を洗い出していきます。
コピーライターはその情報収集スキルが、いわば自然に身に付いているんですね。
というかだって、そうしないことにはコピーなんて書けないですもん!

 

私がweb制作の会社に入って最初に感じたのが、この情報収集スキルの無さです。
スキルが無いというか、皆さん「そもそもそこまでする必要あんの?」って感じでしたね(笑)
クライアントに聞かないと分からないことをそのまま放置して制作を進めたり、適当にネットで調べた情報を入れ込んでいたり。

 

とまあそんな感じなので、情報を収集するスキルや、正しい情報を発信するための意識なんかはコピーライターは圧倒的に高いと言えます。
ほんと、webの現場に入ると最初はちょっとしたヒーロー扱いになりますよ(笑)

情報を最大限に分かりやすく伝える能力がある

これもコンセプト同様、媒体問わず必要になる要素のひとつです。

 

紙媒体のパンフレットなんかを制作する時のことを考えると分かりやすいです。

 

・どういった要素が必要になるのか
・どういう順番で展開していくと伝わりやすいか
・どこを大きく見せるか、どうメリハリをつけるべきか
・どういった切り口で語ればよりターゲットに刺さるのか

 

広告物を作る際に必ずコピーライターが考えるこれらの事は、ウェブサイトを作るうえでも考える必要があることなんですよね。

 

・どういったページが必要なのか
・どういう同線でリンクを貼って見てもらうのか
・TOPページで目立たせるところ、それ以外のメリハリはどうつけるか
・コンセプトに沿った全体のトーン、カラー、フォント選びなどはどうするか

 

これらウェブ構築の要素にそのまんま置き換えることができます。
どう見せれば、見る人にとって最適なものとなるのか?を考えることは、どんな媒体でも必要なスキルなんですね。

 

広告をイチから考えてつくってきたコピーライターであれば、この辺のスキルは持ち合わせているはずなので強みになります。

 

もちろんライティングもできる

webサイトではライティングは必須です。
テキストのないサイトは基本的にはありませんよね。
必ずと言っていいほどライティング作業が必要となってきます。

 

言わずもがな、コピーライターは言葉のプロです。
どんな言葉をページの見出しにすればフックとなるのか・・・そういったことを考えるのは腕の見せ所ですね。
もちろん本文テキストも書くので、培ってきたライティングスキルを存分に発揮することができますよ。

 

ただし、これは広告も同様ですがイチから自分が考えることばかりではありません。
部分部分ではそういうこともありますが、基本的にはクライアント側から情報の材料をもらってそれを元に文章に組み立てていく作業が大半でしたね。
こういったスキルは、雑誌やフリーペーパーなどの編集仕事をしていたタイプのコピーライターであれば違和感なく作業できるはず。

 

サイトを作るweb制作会社は、小さい所だと特にライティングできる人がいないことも多いです。
サイトのデザインやコンセプトの提案、画像編集やコーディングはできるんですが、肝心の文章作成は外注のライターに投げるパターンって結構あるんですよね。

 

なので、あなたがコピーライターとしてweb制作会社に入社することによって制作が一元化され、あなたはwebディレクター的なポジションとしてかなり重宝されることになるでしょう。

 

校正スキル

web媒体出身の人と紙媒体でやってきた人との間に、大きな違いがあることがあります。

 

それは「間違いに対する危機感」です。

 

ここでいう間違いというのは、情報の誤りや誤字脱字などのケアレスミス全般のことです。

 

コピーライターのように紙媒体でずっとやってた人って、情報の間違いや校正にすごく敏感なんですよね。
印刷物は一発勝負なので、世に出てから間違いが発覚するとどうしようもありません。
最悪の場合、制作費が出なかったり大幅にカットされることも実際にはありましたからね。
なので本番印刷にいくまでに絶対間違いは見つけて直しておく必要があるんです。

 

一方、web制作の現場ではその辺のことがあまり重視されていない傾向にありました。
全部のwebプロダクションがそうではないと思いますが、少なくともそういった傾向は絶対にあるはずです。

理由は、おそらく心のどこかで「間違いがあってもすぐに修正できる」ってのがあるんですよね。
ネット上の情報ならリアルタイムで修正することができますからね。
印刷物に比べてその辺の意識が全然シビアじゃないのが、一緒に仕事をしていてひしひしと感じられました。

 

最後に

今回はコピーライターはweb制作の現場でも重宝されるスキルがある!ということをお話ししてきました。

コピーライターにとどまらず、クリエイティブをいろんな角度から追求したい!という人はぜひ参考にしてください!