新入社員のコピーライターが入社後すぐに任される仕事は?何を意識してするべきかも解説。

新人コピーライターが最初にする仕事とは?

コピーライターとして新しく入社した方、おめでとうございます!
これでやっとスタートラインに立てましたね。
経験のない内はまだ肩書だけのコピーライターですが、これから徐々にいろんな仕事を任せられていくと思います。

 

とはいえ、未経験のコピーライターが入社してすぐにできることは限られています。
いきなりキャッチコピーを書けと言われてもおそらく書けないでしょう。
まあでも、少し前まで「広告の受け手」の側にいたのだからムリもありませんよね。
広告の仕組みもまだ詳しく知らない状態だと思います。

 

そんなあなたに広告のことを早く学んでもらおうと、上司の方は多分いろんなことを頼んでくるはず。
それはコピーを書く事に関係があることだったり、まったく関係ないことだったりします。

 

そういう私も未経験でコピーライターとして入社して半年くらいは、上司に実にいろんなことをさせてもらいましたよ!
今回はそれを皆さんにもお話ししておこうと思います。

 

・・あ、もちろん上司や会社によって違ってくるとは思います。
私がやってきたことがやっておくべき業務だとも限りませんし、他にもっとやるべきことがあったのかもしれません。

 

コピーライターになりたての人や今まさに目指してる人が、「あー、私も今それやってる!」とか「へー、そんなことやらされるんだ」みたいな感じで、軽い気持ちで楽しんでもらえればと思います。

また、コピーライターの上司の立場にいる人にとっては、「この前入った新人にやらせてみようかな」なんて役に立つかもしれません。

 

電話を取る、伝言を聞く

コピーライターに限らず、どんな職種の新人でも大体やってる業務ですね(笑)
でもやっぱりそれなりの意味があるんですよね。
もちろんコピーライターの新人にとっても欠かせない業務です。

 

例えば制作会社だと代理店やクライアントから電話がかかってきます。
電話を取って取り次いでいる内に、自分の会社がどんな企業から仕事を受けているのか徐々に分かってくるはずです。

 

また、伝言を頼まれた時に自分の知らない言葉が出てくることもあります。

色校?コンセ?チェックバック?
何それ?って感じの単語でも、とりあえず聞いたことはそのままメモしておきましょう。
そして分からなかったことは、留守だった人が帰って来た時にそれとなく聞いてみると教えてくれるはずです。
広告業界は独自の言葉も多いですからねー。

 

コピー年鑑を読んで模写する

うちの制作会社には過去30年間分のコピー年鑑が置いてありました。
私は入社してしばらくの間このコピー年鑑を毎日1冊づつ読み、自分がいいと思った広告のキャッチコピーとボディコピーを模写するという作業をしていました。

 

もちろんパソコンを使ってではなく、手書きで大きいスケッチブックに模写してましたよ。
しかもただ模写するだけではなく、広告の文字のレイアウトや大きさまできちんと再現して書き写していました。

なぜそんなことをするのかというと、キャッチコピーとボディコピーの関係性だったり、その文字の組み方(デザインの仕方)にどういう意味合いが込められているのかを考えるためです。
広告はビジュアル(写真やイラスト)だけでなく、コピーの配置の仕方ひとつとってもちゃんと意味があるんですね。
ただなんとなく、紙面に文字を並べているだけではもちろんないんです。
上司は広告初心者の私にそういったことを理解させるために、評価されている広告を手本にしてこの作業をさせていたんだと思います。

 

1日に大体10枚くらい仕上げていました。
そして1日の終わりになると上司に提出し、なぜそれを選んだのかの説明をするまでが私の仕事でしたね。
それに対して上司がコメントをくれるという流れでした。

 

交換日記

多分これは珍しいケースだと思います(笑)
入社初日、上司が私のところに1冊のノートを持ってきて言いました。
「これから毎日、僕と交換日記をしよう」

 

最初は意味が分からなかったのですが、交換する内にどうやらこの人は俺とコミュニケーションを取るために始めたんだなってことが分かってきました。

まあでも交換とはいえ、基本的には上司は自分の事をあまり書いてきませんでしたけどねー。
私が書いたことに対して上司がコメントをして返してくるといった感じでした。

 

書く内容としては、仕事のことだけではなく、日々私がどんなことを考えたり感じたりしているのかというのを上司は知りたがっていたようでした。

 

当時はあまり上司の意図が分からず、徐々にサボりがちになりいつの間にかフェードアウトしてしまいましたが、自分が上の立場に立つ年齢になった今なら上司の気持ちが理解できますね。
仕事上の関係だけでなく、部下が普段どういうことを考えているのかというのは興味があります。
またそうやってコミュニケーションを取ることで、仕事が円滑に進む場面も多いはずです。

 

お届け物(デリバリー)などのお使い

これも自分の会社がどういった企業と関係を持っているのかを知るための大切な仕事ですね。
制作会社なら制作データをweb会社に提供したり、カンプを代理店に持っていく機会が多いので、そういったお手伝いを新人が任されます。

 

何回か同じ所に行ってると顔を覚えられるようになります。
代理店の営業やクライアントと雑談なんかもできるようになると、後々担当者として仕事をする際にスムーズに関係が築けるはずです。

 

社内の雑用

他にもただの雑用も任されたりすることもありましたねー。
本来は総務がやるような備品購入なんかもたまに頼まれたり。
まあ小さい制作会社だと総務なんかいないので、自然と下っ端がそういう役目になってきますね。
朝来た時にポットの湯を沸かしておいたりとか、観葉植物の水やりとかね。
直接コピーライターの仕事には関係ないですが、社内の雰囲気に慣れるためにきちんとこなしておきたいところです。

 

資料集め、情報収集

これはコピーライターとして必須の仕事です。
コピーを書くためには、コピーの元となる材料が必要なんですよね。
コピーライターの新人はその材料を集める手伝いをすることがあります。

 

例えば新築分譲マンションの広告の場合だと、同じ地域にある競合マンションについて調べ尽くします。
駅までの距離、利用できる交通機関、周辺環境、規模、デベロッパーなどなど、調べられることはどんなことでも調べる必要があります。
競合の情報を知ることで、クライアント商品の強みが浮かび上がってきます。
そこからコンセプトやキャッチコピーのヒントを導き出すんですね。

 

資料の集め方ですが、それこそ何でもありです。
今はネットで大体の情報は得られますが、もちろんそれだけでは足りません。
競合商品のパンフレットを取り寄せてみたり、扱う商品によっては実際に購入してみたりもします。
商品に関係のありそうな雑誌や書籍も購入することもありますね。
私は不動産広告も多く担当していたので、その土地の歴史を調べるために市役所に行って資料を漁ったり、図書館で関連書物を読んだりなんてのも日常茶飯事でしたよ。
実際に現地周辺を回り、フリーペーパーや利便施設に置いているリーフレットを集めてきたりとか。

 

まあ新人の場合そこまでレベルの高い情報収集を求められることはありません。
頼む側からしても広告制作の流れを知ってもらうためという意味合いが強いはずです。
ただ意識しておきたいのは、コピーを書くためにはこういったコピーの材料を集める作業がかなり重要ってことです。
どんな小さいことがコピーを書くタネになるか分かりませんからねー。
コピーライターによってはかなり時間をかける部分なので、その重要性を意識しながらお手伝いす
るのがいいかと思います。

 

校正の校正

校正とは、広告に誤りがないかをチェックすることです。
コピーライターは文字校正がメインですが、デザインを含めた全体のチェックを担うことが大半です。
新人がその要領を学ぶためにも、校正を任されることが多くあります。

ただしあくまで最初の内は校正の校正というケースが多いはず。
先輩コピーライターが目を通したものを、二重チェックという意味合いで新人がチェックするんですね。

チェックする時の心構えとして先輩によく言われたのは「間違いがあること前提でチェックしろ」ってことでした。
「まあ先輩も見てるし間違いはないでしょ」なんて気持ちでやると、本当に誤植があったとしても見つけられなくなりますからね。

私はいつも「何が何でも見つけてやる!」「誤りを見つけて鬼の首を取ったかのように報告してやる!」といった気持ちで校正にのぞんでましたよ。
おかげで「○○くん、校正厳しいよねー。デザイナーになんか恨みでもあんの?」なんて言われるまでになりました(笑)

 

まあでもこれくらい本気で校正しないと、いざ本番で間違いがあった時は全てコピーライターの責任ですからね。
文字の間違いだけではなく、デザイン的な誤りがあっても基本的にはコピーライターのミスです。
それくらい広告におけるチェック作業は重要だということは、今の内から意識しておきたいところです。

 

最後に

他にも小さなことを含めると本当にいろんなことを任されましたね。
私が最初に入った会社は、入社してすぐにオフィス引越しがあったのですが、業者に混じって荷物を運ぶ作業なんかも手伝ってましたからね(笑)

当時は「なんでこんなことを?」と思うことも正直ありましたが、今は逆に「もっといろんなことやらせてもらえばよかったなー」って気持ちの方が強いかもしれません。
コピーライターの人ってほんといろんなこと経験したり、ものを知っている人が多いです。
その方がコピーを書くうえで幅が広がることを、皆さんきっと気づいてるんでしょうね。

そうです、意外かもしれませんがコピーライターはいろんなことを知っている必要があります。
決して大げさではなく、文章を書くスキル以上に大切なことかもしれません。
いろいろ知っていることもそうですが、知ろうとする好奇心が強い人がコピーライターに向いているとも言えます。

 

尚、「どんな人がコピーライターに向いているか」はこちらの記事に詳しく書いていますのでご覧ください。

コピーライターのお仕事カンケイ | コピーライターについていろんな角度から解説する情報サイト

 

どういった部分にコピーライターの資質が問われるのかを知った上で、任される業務をこなすとより一層コピーライターとしての成長が早まるはずです。