未経験からコピーライターを目指している人、就職活動お疲れ様です!
今日もいろんなことにアンテナを張っていますか?
街で面白いキャッチコピーは見つけられましたか?
コピーライター求人は未経験可の募集が比較的少ないので、もし見つけたらできるだけアタックした方がいいのはいつもこのブログで書いているとおりです。
なのでもし面接に行くことができたなら、確実にものにしたいのは言うまでもありません。
せっかくそこまで行けたのに、準備不足が原因で落ちちゃうなんてことは避けたいですからねー。
逆に言うと、ちゃんと実態を知ったうえで対策を練り、準備万端でのぞめば道が開ける可能性も高くなります。
何を隠そう、私は転職経験が無駄に(?)豊富です!
これまでコピーライターを含む計5社を渡り歩いてきました。
もちろんその分だけ面接経験も豊富です。
そんな私から言わせてもらうと、コピーライターの面接は一般的な企業の採用面接とはやっぱり少し違います。
特に小さい制作会社とかになると、面接の雰囲気は独特なものがあります。
一般的な面接を想像していると「あれ?」となってしまうかもしれません。
という訳で今回は、未経験からコピーライターを目指す人に向けて面接対策について書いてみたいと思います。
コピーライターの採用面接はどんな雰囲気なのかな?
未経験の自分はどんなことを聞かれるのかな?
そういった疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
尚、コピーライター経験者がコピーライターに転職するための面接裏技についてはこちらの記事をご覧ください。
コピーライターの面接の雰囲気は?
コピーライターの採用面接は基本的にラフな雰囲気で行われることが多いです。
もちろん企業の規模によっても全然違うんですけどね。
その会社が制作会社なのか、広告代理店なのか、はたまた一般企業なのかによっても違ってきます。
ただ未経験からの転職となると、やはり一番多いのは制作会社ですよね。
広告制作会社の面接は、良くも悪くも面接っぽくありません。
受付に面接で来たことを伝えて、案内役の人に待合室まで連れられてそこで待ち、声がかかれば面接室のドアの前で待ち、呼ばれたらノックして中に入り、入ったら入ったで目の前の長いテーブル正面に3人の難しい顔をした人たちが並んでて・・・・みたいな面接を想像していたら間違いなく肩透かしを食うと思います。
大抵の場合、最初に受付で面接に来た旨を伝えると事務っぽい人が迎えに来て打合せ室に通されます。
人数が少ない会社だと下っ端デザイナーの女の子が案内に来て案内してくれる場合もあります。
そこで面接官を待つわけですが、小さな会社だと打合せ室と言ってもただパーテーションで区切っただけのスペースなんてこともザラ。
なのでパーテーション1枚の向こうでは皆さんが働いている雰囲気が分かりますし、何なら声だって丸聞こえなんてこともあったりします。
これ、待っている間に社内の雰囲気がイヤでも分かるので面白いですよ(笑)
いい雰囲気の会社なら社員同士が和気あいあいとしていますし、逆に雰囲気が悪いと何だか殺伐としています。
あと余談ですが広告制作会社の約6~7割(自分調べ)は社内でFMが流れているのでそれもチェックしてみましょう。
で、待ち時間ですが結構待たされる場合があったりします。
納期前など、忙しい時期だったりすると30分くらい待たされることもありました。
でもこれはもう仕方ないですよね。
担当者が超多忙な場合、事前に送っていた職務経歴書など細かい所まで見てない場合も多いです。
面接が始まってしばらくの間、面接する人がただ黙って書類に目を通しているだけ、みたいなこともあったりします。
これも忙しい広告業界ゆえのことですので腹を立てて帰ったりせず、じっと始まるのを待ちましょう(笑)
未経験コピーライターは面接でどんなことを聞かれる?
これがコピーライター経験がある人の面接であれば、前職でやってきたこととか細かく聞かれるんですけど、未経験者はそもそも仕事で語れることがありませんよね。
なので未経験者の面接では何を聞かれるのか疑問に思うはずです。
志望動機
これはまず聞かれます。
コピーライターじゃなくてもどんな仕事でも聞かれるはずです。
経験者の面接対策の記事では、志望動機を語るにあたって以下の3つのポイントで考えると分かりやすいですよ、というのを書きました。
1.その会社自体が持つ魅力
2.自分の経験が活かせること
3.自分が目指している将来像とのマッチングポイント
実はこれ、未経験者であってもこの3つは基本的に変わりません。
順に見ていきましょう。
まず1.は、経験が無くてももちろん語れますよね。
自分のことじゃなくてその会社の魅力に思うことを挙げていきましょう。
その会社のことを事前によく調べることで、魅力は発見できるはずです。
そして魅力を具体的に語ることで、間接的に「この応募者はよくウチのことを調べているな」と感じてもらうという効果もあるんですよね。
2.は、未経験者の場合コピーライターとしての経験はもちろん語れません。
ですが、前職で何かしらの職に就いていた人であれば、コピーライターの志望動機と絡めて言えることは何かしらあるでしょう。
例えば、企業のコンサルタントをしていた人であれば、
みたいにストーリーを作ることもできるはずですよね。
もちろん、本当にそういう理由でコピーライターを目指す事になったのなら、そのまま話せばいいんです。
ただし全員がそういう一貫性のあるストーリーがあるとは限りませんよね。
なのでその時は多少ストーリーを作っても問題はありません。
志望動機は一貫性やストーリーがあると面接する側も納得しやすいので、この辺はぜひ事前に練っておきたいところです。
そして最後の3.ですが、こちらも未経験でも語れる要素です。
ビジネス形態や広告ジャンルなど、その企業が持つ特徴に合わせて自分がどんなコピーライターになりたいのかを語りましょう。
例えば、その広告制作会社が紙媒体だけでなくwebの方面にも展開していたのなら、
みたいな感じですね。
こちらも2.同様、本当にそう感じたのならそのまま話せばいいです。
もし本当はそんなこと思ってなくても、こういった理由を考えるのはとても大切なことです。
何度も言いますが、志望動機は相手を納得させてなんぼ。
企業の特徴と自分の経験や理想像を絡めて話すとストーリー性や一貫性が出るので、相手を納得させやすくなります。
コピーを書いた経験があるかどうか
仕事としてではなく趣味などで書いたことがあるか聞かれることがあります。
広告賞などに応募したことがあったり、コピーライター養成講座に通ったことがあればその経験について存分にアピールしましょう。
もしそのどちらも無かった場合、そして自分でコピーを書いたことが特にない場合。
その場合は今すぐにでも書いてください。
自分で書いたことがある人と書いたことがない人、どちらがアピールできるかは火を見るより明らかですよね。
たとえどんなに拙いコピーだったとしても、書いたことのない人と比べると雲泥の差があります。
うすうす気づいてるかもしれませんが、この質問の真意はコピーのクオリティを確かめることではありません。
もちろんその意味も多少はありますが、面接官が一番確かめたいことは「コピーを書くことに熱意があるかどうか」なんですよね。
なのでこの質問に対して「ないです」と答えるのは、「自分はコピーを書くことに熱意はありません」と言っているようなものです。
なのでもしコピーを考えたことが無い人は、面接までに必ず書いてください。
そして自分の作品集として面接当日持って行きましょう。
ちなみに私は未経験でコピーライターを目指していた時、自分のブログを印刷したものを面接に持って行ってましたよ(笑)
コピー関係ねーじゃん!と今では思いますが、当時はとにかく自分は文章を書くことが好きだというのをアピールしたくて、自分のブログで特に面白く書けているなと思った記事をいくつか選んで持って行ってました。
これが参考になるかは分かりませんが、自分の熱意を伝える手段は何もコピーだけではないということはお分かり頂けるかと思います。
最近気になった広告は?
これもよくある質問のひとつです。
特に未経験者だと聞かれることは多いようですので、普段からしっかりと広告に対してアンテナを張っておきたいところです。
この質問の意図は2つあります。
1つめは、普段から広告に対して興味を持っているかどうか。
2つめは、広告をどういった視点で見ているか。
1つめは、ぶっちゃけコピーライターを目指している人なら当たり前のことのはずです。
逆に言うと広告に興味があるからコピーライターになりたいんです(よね?)
なので気になる広告と聞かれてもパッと思い浮かぶはず。
そして2つめは、なぜその広告が気になったのかの理由を知りたいためです。
「広告で使われている女優が可愛かったから」とか「CMソングが頭に残ったから」など、一般消費者目線で、気になった理由を語るのももちろん問題ありません。
ですが、未経験なりに他の人と差をつけるのなら、もう少し分析して語る必要があります。
・ターゲット(性別、年齢などの属性)
・訴求ポイント(商品のウリ)
・表現方法
この辺りを意識して分析してみると、自分がなぜその広告が気になったのか言語化できるので、それを面接でも話してみましょう。
何か聞きたい事はありますか?
コピーライターに限らず面接の最後に聞かれるこのセリフ。
結論から言うと「特にありません」は論外です。
特に未経験者は、ぶっちゃけ話になりません。
面接官として採用担当を経験した立場から言わせてもらうと、「質問がない」イコール「ウチの会社に興味が無い」と受け取られても仕方がないんですよねー。
どんなにそれまでの面接内容が充実したものになってたとしても、聞きたい事は必ずあります。
その会社にぜひ入社したいと感じているのなら、いろいろと興味があるのは当然です。
逆に考えると、聞きたい事がそんなにないってことは、あまり興味がないってことですよね。
それは間違いなく面接する人には伝わります。
なので、何が何でも最後の質問はするようにしましょう。
私は最後の質問の重要性を分かっていたので、あらかじめ聞く事を2~3は必ず用意するようにしていましたよ。
用意していても、面接の途中に流れでその質問をすることになってしまって、急いで頭の中で別の質問を用意したりとかもしました(笑)
好印象となる質問のポイントとしては、自分がその会社に入社するイメージを持っている事をアピールできるものがいいです。
たとえば「もし採用頂けたとして、入社までに勉強しておくことはあるでしょうか?」とか、
「もし採用となった場合、最初はまずどんな仕事をさせて頂けますでしょうか」などなど。
質問のカタチを取りながらも、さりげなくやる気をアピールできるので効果抜群ですよ!
最後に
今回は未経験のコピーライターの面接について書いてみました。
正直言っちゃうと、就職は確率です。
未経験でも数多くチャレンジすることで採用される確率を上げることができます。
そしてその中で、面接に対してのスキルも上がっていくんですよね。
ここに書いてあることを参考にしながら、ぜひ数多くチャレンジしてみてくださいね!