【大検証】コピーライターは結婚できる?それともできない?

結婚 コピーライター

たまに質問でこういうのがあります。

 

コピーライターって結婚できるの?

 

未経験の人がそうやって疑問に思う気持ちは分かる気がしますねー。
要はあれでしょ、「結婚してもやっていける位お金もらえる仕事なんかいな?」
ってことですよね。

 

結論から言うと、コピーライターだからと言って結婚できないとかはないです!
ただし、いくつか条件があります。

 

どんな条件が揃うとコピーライターで結婚を考えることができるのか?
今回はそんなコピーライターの結婚について書いてみたいと思います。
・・・ちなみに金銭面だけがネックになるとは限りませんからねー。
お金だけでなく、その辺のお話もしたいと思います。

 

尚、コピーライターの年収についてはこちらの記事で書いているので、よければ読んでみてください。

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駆け出しコピーライターは年収が少ない

皆さん、もううすうすお気づきかとは思います。
コピーライター未経験者が運よく業界に潜り込めても、最初は給料はかなり少ないところからスタートとなります。

 

まあどんな職業でも未経験者の給料は少ないって決まってますけど、コピーライターは特に少ないと思っていいです。
というのも、コピーライターが一人前になるためには、ある程度の時間が必要なんですね。
最初の方は上司の手伝いとか、雑用とかが大半です。

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会社としてもじっくり育てようとする所が多いので、最初から潤沢な資金をあなたにかけるなんてことはできません。

 

最初に入った会社が小さな制作会社なら、未経験からの年収は250万、多くて300万前後だと思います。
まあある程度年齢も考慮はされるでしょうけど、じゃあ40代未経験が採用されるかというと、多分難しいはず。
広告会社の営業経験者とかだと、ありえない話ではないですが・・・。

 

おそらくまったくの未経験からコピーライターを目指しているのは、20~30歳くらいの人が大半でではないでしょうか。
それ位の年齢だとさっきも言ったとおり最初は250万~300万レベルの年収からスタートとなるはずです。

 

えー、そんなんじゃ結婚はちょっと難しいよね・・・。

 

そう思われるかもしれませんね。
そこで大切になってくるのが、ステップアップして給料を上げていくという考え方です。

 

未経験者は転職で年収アップしたい

他の記事でも書いていますが、コピーライターはステップアップしやすい職業なのは間違いありません。

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正直、未経験で入った小さな制作会社にいる内は、年収的に見ると結婚はハードルが高いと感じる人は多いでしょうねー。

 

何を隠そう、私がそうだったんですよね・・・。
当時の彼女とちょうど付き合い始めた頃にコピーライターとして就職が決まりました。
入りたての頃の年収は250万程度。
年齢は20代前半だったこともあり、こんな稼ぎだと結婚なんてまだまだだと思ってましたね。

 

そこから数年が経ち、やっとコピーライターとして一人で仕事を任されるようになった頃、年収はちょうど300万に乗るか乗らないか位に。
彼女と付き合って5年以上過ぎてたので、そろそろ結婚を意識し出したのもこの頃でした。

 

しかし、会社がまさかの倒産。
せっかく決心しかけていたのに、結婚どころではなくなった・・・
という苦い過去が私にはあります(笑)

 

その会社に結果として5年ほどいたのですが、スキル的には3年目くらいでステップアップするチャンスがありました。
もっと早く動いていれば、年収アップした別の会社で彼女とめでたくゴールインできていた・・・かもしれません。

 

話がそれましたが、とにかくコピーライターをはじめとする広告業界は転職がとてもしやすいです。
というか転職前提でスキルアップのために働いている人が大半だと言っても過言ではないです。
複数のプロダクションを渡り歩き、結局最初の会社に戻ったなんて人も知っています。
当然ですが、最初にいた頃に比べると給料も大幅にアップしたみたいです。

 

どれくらい年収がアップするかはその人次第ですが、僕の場合は2社目に入った時は60万程アップしました。
300万⇒360万なので、まあまあ成功した事例だと思います。
これくらいあれば、なんとか結婚して子どもも育てられるかなといったところですよね。
僕の場合は子どもができたのはこの会社より後ですが、結婚自体はこの2社目に入ってある程度収入が見込めるようになったタイミングでした。

 

なのでもし未経験で入った会社の給料が低くても、結婚は諦める必要は全くありません。
スキルを積んで良い転職さえできれば、過去の私のようになんとか結婚できる位の年収は十分確保できるようになります。

 

まあ逆に言えば、コピーライター駆け出しのころは結婚とか考えてないで、スキルアップを優先的に考えたいってことです。

 

大手~中堅の広告代理店だと安定感あり

これまで上で説明してきたのは、小~中規模の制作会社に入った場合の話です。
大手の代理店などに入社できれば、一般的なサラリーマン以上の年収も夢ではありません。

 

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もちろんそうなると、新卒くらい若くても結婚は普通に考えられます。
制作会社に比べても会社としての安定感があるので、結婚に踏み切りやすいと言えます。

 

コピーライターの仕事内容は結婚に向いてないかも?

広告業界は会社の規模は関係なく、全体的にハードなのは間違いありません。
大手企業だからと言って、サービス残業なし、休日出勤もなし、まったくもってホワイト企業!ってことにはなりません、残念ながら。

なので、オンオフのメリハリをうまくつけないと、そもそも異性と出会う機会すらないなんてことにもなりかねません。
いくら年収が良い環境で働いていても、相手を探せなければ結婚もできませんからね。

また、うまく結婚できたとしても、奥さん(orご主人)に理解してもらえないと厳しいでしょうね。
毎日定時に帰って家族みんなで食事・・・なんてホワイトな生活を送れるような職業ではないことは多分皆さんもお分かりかと思います。
コピーライターという職業のことを理解してもらってないと、最悪の場合は夫婦関係が破綻する危険性もあります。

 

とは言え、解決策はある

じゃあ解決策はないの?って話ですが、あります。
それは、「自分一人でコピーライターの仕事を回せるようになること」です。

 

コピーライターは基本的に納期仕事です。
クライアントに制作物を納品しなければならない日から逆算し、いついつまでにどんなことをクリアしておかなければならないのか。
そういったことをプロジェクトの立ち上がりで明確にしておくんですね。

 

そんな中、自分で仕事を進められる立場であれば、自分の時間が作りやすくなります。
「明日は家族のために早く帰りたいから、今日ちょっと遅くまで頑張ろう」
「スケジュールに余裕があるうちに、前倒しでルーティン仕事は終わらせておくか」

そういったことが自分のペースでできるんです。

そうすることで、家族サービスする日はとことんサービスする。
特に何もないときは、仕事に専念する。
そうやってオンオフのメリハリをつけることができます。

 

でも、そんな立場になるのには早くても2~3年はかかります。
やっぱりそういう意味でも、コピーライター駆け出しの結婚というのはハードルが高いと言わざるを得ませんね。
この後お話しするフリーランスになればさらに自由に仕事の段取りを決められますが、フリーでやっていこうと思えば経験とスキルがもっともっと必要になってきます。

フリーランスは判断が難しいことも

サラリーマンのコピーライターよりも自由に仕事ができるフリーランスという選択。
コピーライターとしてキャリアを積み、最終的にはフリーランスで活躍したいと考えている人もいると思います。

 

ぶっちゃけ、ある意味フリーランスで結婚を考えるのが一番難しい気がします。
会社勤めであれば、よっぽどのことが無い限りはクビになることはありません。
会社が倒産する可能性もなくはないですが、少なくとも求人を出している時点でそこまで深刻な経営状態ではないはずです。
要は、会社勤めの正社員であればある程度の安定性が保証されているわけです。

 

その点、フリーランスは違います。
良くも悪くも自己責任、100万稼いだ次の月は0円なんてことは普通にあるわけです。

そう考えた時、果たして簡単に結婚に踏み切れるものなのか。
人によってはフリーランスの結婚は、ある意味薄給サラリーマンコピーライターよりも判断が難しいかもしれません。

そもそも共働きだと年収はあんまり関係ない?

さてこれまでお話ししてきましたが、ここで言っていた「年収」はあくまであなた一人の年収の話。
当然の話、パートナーが働きに出るかどうかで「世帯年収」は大きく変わってきます。
なので、そもそも共働きであればあなたの年収がどうであれ結婚は比較的しやすいと言えます。

 

例えば、あなたが小さなプロダクションのコピーライターになれたとします。
そこでの年収が250万だとしても、パートナーが同じくらい稼ぐことができるのなら、世帯年収としては500万円となるので結婚するかどうか悩むことはないはずです。

 

コピーライターの結婚の実態

さてここでコピーライターの結婚率について少し見てみましょう。
と言ってもあくまで私の周りの話ですが、コピーライターで結婚しているって人は大体50%程度。
半分は結婚していますが、その半分は未婚です。
これをどう見るかですねー。

 

ちなみに一度結婚してるけど離婚したシングルマザーもいます。
結婚していてもあえて子どもを作ってない人もいます。
もちろん、私もそうですが子どもがいる人もいます。

以下、知り合いのコピーライターに結婚について少しだけ語って頂きました。

●30代後半シングルマザーのコピーライターA

 

結婚した時はコピーライター5年目くらい。
小さい広告代理店のコピーライターでしたが、毎日終電ギリギリで帰宅する生活だったので夫には心配かけてましたね。
二人の時間があまり取れなかったので、不満に思っていたと思います。

 

やがて子どもができてその会社は辞めたんですが、子どもが幼稚園になってからは別の会社に勤めるようになりました。
そこは広告制作会社でしたが、この業界では超珍しいことに子どものいる女性にとても寛容だったんです。

 

最初はコピーライターというよりは校正とかをバイトとしてやってたんですが、やっぱりどうしても広告制作に携わりたくて。
社長にもそのやる気を買われて、契約社員として数年、子どもが小学校高学年になる頃には正社員としてバリバリやるようになってました。

 

やるからには手が抜けない性格なので、どんどん帰りも遅くなってきました。
気付けば最初の代理店時代みたいな生活になっていて、夫と子どもにはだいぶ負担をかけてしまってましたね。
結果として離婚することになってしまいました。

 

とは言え、後悔はあまりしていません。
今は子どもを一人で育てなきゃいけないので、激務はできませんが、コピーライターの仕事は自分には合ってると思いますし、毎日楽しいですよ。
そろそろフリーランスとして独立しようと考えているところです。

 

●40代後半の未婚男性コピーライターB

私は最初は大学案内を主に作ってる制作会社で編集の仕事をしていました。
コピーライターというよりライター職に近かったですかね。

ちょうどその頃、結構長く付き合っていた彼女がいました。
同じ会社のデザイナーの女の子だったんですが、一緒に仕事をしていくうちに自然に引っ付いてた感じですね。
周りには公言はしてなかったけど、まあバレてる人にはバレてたかもしれませんね(笑)

二人とも趣味も似ていて、価値観もとても合っていたので結婚するかもなーなんて考えてましたけど、彼女がどうしても地元に帰らなければならなくなっちゃいまして。
彼女はもちろん仕事をやめ、二人のこともいろいろ話し合った結果、別れようということになりました。

そこから2~3社を経て、今の制作会社にコピーライターとして働いています。

結婚はもう今はあまり考えていませんね。
30代までは頭のどこかでは結婚したいなーって思ってましたけど。
仕事はとても忙しいけど楽しかったので、積極的に出会いを求めたりとかもありませんでしたね。
優先順位が完全に仕事が1番で、恋人とか遊びっていうのは優先順位が低かったんですよね。

今はそれなりに収入も人並みにはあるし、若い頃みたいに激務ってわけじゃあないんだけど、今は結婚願望があまりないんだよね。
若い頃は結婚しないのをお金がないせいにしてたけど、いざ収入が安定すると結婚そこまでしたくないという(笑)

 

まあ僕の場合は転職して収入安定したのが結構最近だから、若いうちにちゃんと給料の良い会社に就職できてたら、もしかしたら結婚してたかもしれないし。

 

コピーライターを目指している若い人に結婚についてアドバイス?うーん、なんだろう。
まあとりあえず、結婚する人は貧乏だろうがするし、しない人はお金があろうとしないんじゃないかな(笑)
転職もそうだけど、結婚もどうせするなら早いうちに動いた方がいいかもしれないね。

 

最後に

結局、コピーライターが結婚できるかどうかはその人次第ということですよね。
というより、できるかできないかじゃなく、する気があるのかないのかっていう当たり前の結論です(笑)

上の男性も言ってましたが、コピーライターだろうとなんだろうと、貧乏でも金持ちでも結婚する気がある人はするし、する気が無い人はしないってことです!

 

大事なのは、結婚したい人は自分の今の境遇を客観的に見て、いま結婚するとどういうことになるのか。
可能性としてどういうことが起こりうるのか。
そういったことを考えたうえで動く必要がありますね。

 

この記事が、動くための参考になれば幸いです!